資産価値を高める野村紘一会長が手掛けたマンションとあの判決は…?

野村紘一氏は、株式会社アルテカの会長であり不動産業界では有名な人物です。1990年を境にして土地の価格は下落しその影響は10年に及びました。土地神話が崩れ消えていった会社が多い中、アルテカグループは野村紘一会長の理念に従って成長を遂げてきたのです。その源にあるのは、堅実経営であり住宅・不動産業から生活総合産業へ踏み込んで事業展開をはかることになります。野村紘一会長の考え方は、日本は土地の開発が遅れており、景気に左右されることなく、自ら付加価値を高めて有効活用していくことが重要だということです。超高級マンション「億ション」を日本で初めて手掛けたのも株式会社アルテカだったのです。
億ションを他社に先駆けて初めて、その成功の成果をみて同業他社も先を争って追随することで爆発的なブームを巻き起こしました。初期購入費は高くても利便性が良く資産価値があると購入者は判断したからです。野村紘一会長は、周囲の環境に溶け込むような高級なイメージにこだわりました。同じ建物は2つとないというのが建設のコンセプトです。億ションが建設されることによって、周辺にある飲食店や商業施設が活気を取り戻したというのは本当の話になります。住民は当然ですが、マンション周辺で買い物をしたり飲食をすることになるのです。もちろん高級マンションですから住む人も収入の高い人になります。周辺の景気は活気づき、イメージアップすることで街自体のグレードも上がっていくのです。マンションに付加価値をつけることで街のグレードがあがり資産価値を高めることにもつながりました。付加価値をつけて全体的なレベルアップをはかるという考え方は、購入者の意欲を駆り立てることになりました。自社の利益だけでなく、周辺環境にも配慮したことで株式会社アルテカの業績はあがっていきました。不動産不況を良い意味で転換させた、野村紘一会長の功績は高く評価されているのです。
そしてあの判決の話です。もう判決は出たのでしょうか?